セキュリティ対策、どれがいい?

安心の防犯カメラ、あなたの身を守ります

多くのセキュリティ製品にはセンサー検知と警備制御機能や、無線、有線(同軸ケーブル含み)での情報伝送などの技術が使われておりますが、これらは私達URO電子工業が長い間携わり、技術向上に取り組んできた領域と深く関係するものでございます。私たちはこれまでに培ってきた経験と知識を基に日本のセキュリティブランドと協力して、防犯環境設計と防犯設備取付け普及の促進に力を入れております。

セキュリティ対策の重要性(窃盗犯罪を例として)

警察庁発表によると、窃盗犯の刑法犯総数に対する比率は67.8%で、その内容は下記に分類されます。(令和5年警察庁発表)
 侵入窃盗 : 空き巣*、出店荒らし、事務所荒らし、忍び込み*、居空き*
 非侵入窃盗 : 万引き、車上ねらい、部品ねらい、置引き
 乗り物窃盗 : 自転車、オートバイ、自動車

*空き巣 :住人が留守の間に侵入し家財を狙う
*忍び込み:住人が寝静まった就寝中に侵入し家財を狙う
*居空き: 住人が在宅中のすきをついて侵入し家財を狙う

住宅対象侵入窃盗は一日当たり約43件発生しており、未だ多くの住宅が被害に遭っており、発生場所別認知件数は一戸建住宅が33.0%と最も多く、一般事務所が11.1%です。

戸建て住宅への侵入窃盗の侵入場所と手口(警察庁発表)
 窓:無締まり(無施錠)23.8% ガラス破り 28.0%
 表出入口 : 無締まり(無施錠)13.9% 施錠開け 2.4% (ピッキング、サムターン回し、合かぎ)

防犯と犯罪の抑止には自主防犯活動と警察による地域安全活動が必要ですが、このように無締まり(無施錠)での侵入も多いので、鍵の閉め忘れには十分注意をしましょう。

犯罪が発生しやすい条件

窃盗などは機械犯罪と呼ばれ、同一時間、同一空間のなかで犯罪企図者が犯罪の目標物にアプローチ可能で、かつこれを見守る監視者がいないと発生します。

犯罪を行う犯罪企図者は自身の身の安全を十分に考えて犯行に及ぶため、自身の安全に対しての重大な脅威と感じられる事があれば犯行をあきらめるとの結果が出ています。

犯罪企図者が嫌がるのは下記の様な事です。
 - 通行人に怪げんな顔をされた
 - 声をかけられた
 - 侵入に時間がかかる
 - 犯行に労力がかかる
 - 夜間などに "光" で照らされる
 - 大きな "音" などで人の "目" に付く

侵入行為を行う犯罪企図者の関心は、“短時間に実行し、人目に付くリスクを極力小さくすること” であるため、犯罪企図者も犯行に及ぶ前に成否の可能性の検討や損得計算を行い、もし割りが合わないと思えば犯行を諦めるという考え方とされます。

では犯罪企図者が侵入を諦める時間はどのくらいが目安とされているのでしょうか?侵入を諦める時間は、5分以内に侵入できなければ7割近くが侵入を諦めるという結果が出ています。
(財)都市防犯研究センターJUSRIリポート

そして防犯部品(CPマーク品)* には犯行時に発生する騒音とレベルの判断基準が適用されています。
 ① 騒音の発生を可能な限り避ける攻撃方法に対しては、5分以上耐えること。
 ② 騒音の発生を許容する攻撃方法に対しては、騒音を伴う攻撃回数7回
  (総攻撃回数1分以内)を超えて耐えること。
 *防犯部品(CPマーク品): 官民合同会議で定めた試験に合格した
  「防犯性の高い建物部品」

防犯対策と防犯対策機器の導入

犯罪企図者が嫌う状況は以下のような対応でも作り出せると考えられます。
 - 通行人に怪げんな顔をされた → カメラの設置、見通しの良い環境、見られていると感じる環境
 - 声をかけられた→ センサー式警報機、ブザー、アラーム、遠隔インターホン、電子錠などの設置
 - 侵入に時間がかかる → 補助錠の設置、CP部品、電子錠の導入、経路の遮断(足場を無くす)など
 - 犯行に労力がかかる → 補助錠の設置、CP部品、電子錠の導入、経路の遮断(足場を無くす)など
 - 夜間などに”光”で照らされる → センサーLEDライト、センサー式夜間カメラなどの設置
 - 大きな”音”などで人の”目”に付く → センサー式警報機、ブザー、アラーム、電子錠の導入など

このように侵入窃盗を抑止するには環境を含め、侵入されにくい家(事務所・店舗)づくりが有効です。

【玄関、出入口ドア・カギ】
ドアは、CP部品など強度のある素材の物が推奨されます。カギは、ピッキングに強く、簡単に壊されないCP部品などを使用し、補助錠の取付けも有効です(ワンドア・ツーロック)。

【ドアホン】
双方向通話のできるインターホンが推奨されるが、補助としてカメラ機能、録画機能が付いているものを追加設置する方法もあります。

【ベランダからの侵入】
センサー式ライト、防犯カメラの設置により侵入リスクを低減。侵入を助ける足場となるような物は撤去します。

【窓】
- 防犯ガラスやシャッターの設置、防犯フィルムを貼る。
- センサー式ブザーなら窓を開けるとセンサーが検知しアラームが発報します。窓が破壊されたり割られたりすると破壊振動を検知し発報するタイプもあります。ある程度音量が大きく高い防犯効果を発揮してくれます。
 また、無線で離れたところの(別の部屋、階下、階上)アラームを鳴らして異常を知らせるタイプもあります。
- 窓用補助錠を取り付けることでクレッセント錠のみの状態より防犯性が向上します。また、補助錠には窓を適切に開けた状態で固定することができるものも有ります。

【防犯カメラ】
家屋敷地、敷地出入口、駐車場、家屋出入口、窓など多くの場所を監視することができます。
夜間撮影可能なカメラ、対象を検知すると撮影を開始するセンサー式カメラ、録画機能付きカメラや、無線通信型、電池式、ソーラー電源型などがあります。カメラはその存在そのものを認識させることで侵入犯罪の抑止効果があり、もしも事件が発生した場合には映像データが証拠や犯罪者の特定に役立つと考えられます。

【センサーライト】 
人感センサーによって自動的に点灯するライトです。センサー式LEDライトにはソーラー式や電池式など電源配線を櫃お用途しないものも多く設置しやすいのが特徴です。敷地や駐車場、家屋などへの侵入者を察知してライトが点灯される事により威嚇にもなり、防犯効果と不法侵入や放火なども含めた犯罪の抑止効果が期待できます。